本記事では米国株の人気ETF銘柄SPYDについて触れていこうと思います。
米国株ETFで100株以上保有している銘柄です。
高配当ETFで人気ですが、景気の影響をモロに受けるため時々SPYD保有者から悲鳴が聞こえます。
SPYDまとめ
- S&P500指数構成銘柄の中で配当利回りが高い80銘柄に投資
- 米国高配当ETFの中でも分配金利回りが高め
- 金融・不動産・公益事業銘柄を中心に運用しているので景気の影響を受けやすい
- リバランスは1月と7月の年2回
- 配当月は3月・6月・9月・12月の年4回
高配当で景気に敏感な銘柄が多いのでデメリットとして、不景気だと一気に株価が下がることもあります。
ですが、年2回のリバランスがあるので長期保有に向いていると判断しています。
SPYDって?
SPYDとはSPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETFのことで、世界3大投資会社の一つ、ステート・ストリート社が運用している高配当ETFです!
ステート・ストリート社は現存する銀行としては米国国内で2番目に古い歴史を持つ金融機関。
特徴
SPYDは、S&P500構成銘柄の中で配当利回りが高い80銘柄に投資していて、銘柄の比率がほぼ均等になるように構成されています。
経費率の安さにも特徴があり、経費率は手数料のことです。
SPYDは購入手数料が無料で、信託報酬は年0.07%とかなり安いです。
仮にSPYDに100万円投資したとしても、年間手数料はわずか700円となります。
高配当で手数料が安いのは長期投資家にとっていい銘柄ですね。
デメリット
組み込まれている銘柄は景気に敏感で不況に弱く、構成銘柄は金融と不動産がほとんどです。
SPYDの基準価額が下がり、分配金も減配となると高配当という特徴がなくなってしまいます。
ですが、資金の少ない投資家はチャンス到来!
基準価格が下がれば、安くでSPYDが購入できるんです。
リバランスが年2回あるので業績悪化や減配があると、他の企業と入れ替えがあります。
それを考えるとピンチはチャンス?
構成銘柄
2022年2月の構成銘柄上位10社です。
ちなみにオルガノンは医療関連企業で、シェブロンはエネルギー関連企業です。
銘柄(テッカー/国) | 割合 |
オルガノン(OGN/US) | 1.52 |
シェブロン(CVX/US) | 1.40 |
イーオージー・リソースズ(EOG/US) | 1.39 |
アッヴィ(ABBV/US) | 1.38 |
ONEOK(OKE/US) | 1.38 |
オムニコム・グループ(OMC/US) | 1.37 |
アイアン・マウンテン(IRM/US) | 1.37 |
マラソン・ペトロリアム(MPC/US) | 1.37 |
ウィリアムズ・カンパニーズ(WMB/US) | 1.37 |
ブリストルマイヤーズ スクイプ(BMY/US) | 1.36 |
約80銘柄をほぼ均等に保有しているので割合が飛び抜けている銘柄はありません。
業種の組み入れ比率
金融・不動産とやはり景気敏感銘柄が上位に食い込んでますね。
チャート
累計収入
僕が購入して得た配当金を年ごとに掲載!
買い付け年 | 2020年 | 2021年 | 合計 |
保有株数 | 26株 | 74株 | 100株 |
平均購入単価(為替レート平均) | 27.88ドル(105.62円) | 38.89ドル(108.64円) | 33.38ドル(107.13円) |
配当金合計 | 16.35ドル(1,726.88円) | 29.16ドル(3,167.94円) | 45.51ドル(4,894.82円) |
21年は3,167円を再投資に回せることができました!
配当金が安定しませんでしたが、こつこつ積み上げてます。
まとめ
21年の年末にツイッター界隈を騒がせた、米国株人気ETF銘柄のSPYD。
なぜ騒いだかというと、減配が発表されたから。
高配当が目的でSPYDを保有している人は多いはず。
それが、減配となりゃそうなるよね。
そもそもSPYDの内容自体、高配当80銘柄を平均して保有する仕組みなので中小企業も含まれる。
景気の煽りを受ける中小企業が減配や倒産をすれば配当も減るのは当たり前。
それでも高配当を信じて長期保有していきます!